カビとダニを徹底掃除する

カビやダニは掃除次第できれいにできます

微生物は身近にある

カビや細菌など微生物は良くも悪くも我々の身近にあります。

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微生物は遥か昔から地球に存在していました。人類はたった700万年ほどしかできしがありませんが、微生物は35億年以上前から地球に存在しています。

数も非常に多く土の中には1Gあたり細菌が1億個かビルが100万個、放線菌類が1000万個ぐらいいるということが分かっています。非常に多いということがわかります。微生物の色々な機能微生物というのは恐ろしいほどたくさんの機能を持っています。

地球上のあらゆるところに存在する

 地球上のあらゆるところに存在しています。それぞれ色々な機能を持っていてカビや細菌なしでは地球は生きて行かれません。まず植物や動物の死骸を土に返してくれるのが微生物の働きです。そして溶岩や岩を侵食してそれを養分にするというのも微生物の働きです。

地球の大量のゴミを分解してくれるのも分解者と言われている微生物です。しかしこんなたくさんの機能を持っている微生物も人間は昔から知っているわけではありませんでした。

きんやカビが見えるようになったのは数百年のことでそれまでは全く存在自体も見たり育てたり観察したりできませんでした。それは顕微鏡ができてから少しずつ明らかになってきました。

カビは良い点も悪い点もある

 カビや細菌などの生物は地球になくてはならないものですが、人間にとっては良い点と悪い点があります。例えばカビと聞いてすぐに思い浮かぶのが家の中に入れて気持ち悪く汚くしてしまうものです。さらにアレルギーの原因にもなりますし、病気の原因を全て細菌やウイルスです。

さらに白癬菌や虫歯菌などによって虫歯や水虫になりO157などの食中毒はやはり微生物が起こしています。しかしメリットもあります。

例えば1900年代に登場したペニシリンは青カビから抽出された成分で今まで治らないと言われていた病気を治す画期的な薬でした。

また食品にはカビが昔から利用されていて姿が見えないながらも食品の味を良くしたり発酵食品を作ったりなど人間生活を支えてきました。このようにカビにはデメリットだけでなくメリットもあることがわかります。

カビと細菌はどう違うのだろうか

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私はこれまで微生物はすべて似たり寄ったりだと思っていました。カビそして細菌ウイルスは似たようなものだと思っていました。しかし違うということがわかりました。

その違いは微生物の体のつくりです。細菌の細胞は原核細胞と言って非常に単純な核を持っています。とても単純な形をしていて外部からの影響を受けやすくDNA配列が変化してしまいます。これによって細菌が毒性を強くしたり人間に悪さをしたりといったことが起こります。

しかしカビは細菌とは違って核の構造が真核細胞と言われているものです。真核細胞というのは人間に近い細胞で角膜に覆われてDNAが保護されています。つまり人間や動物植物と同じ構造の細胞だということがわかります。

カビと細菌ウイルスなんて同じと思っていたのですが、こんなに違ったのです。でもとても身近な存在とは思い難いです。

カビと細菌の生え方の違い

 カビと細菌には増殖の仕方も異なります。カビは植物と似たような形で発芽して手足を伸ばすような働きをします。そして奉仕を作って外側に広がるを通します。一方最近は細胞が分裂して増えていきます。たくさんの細菌が増えてもひとつひとつの細菌は単細胞のままでカビのようにた細胞になっていくということはありません。

なのでカビそしてウイルス細菌を一緒くたにばい菌が汚いというわけにはいかないのです。

石鹸にまでカビが生える理由

 石鹸や掃除道具・衛生商品などは綺麗に抗菌なっているので絶対にカビなど生えないと思う方も多いでしょう。

しかしカビと細菌は全く違うものということを先ほど理解しました。それでなぜ石鹸にカビが生えるのか抗菌加工がされているものにカビがつくのかということがわかります。抗菌というのは細菌を繁殖させないように抑えるものです。

従ってカビには影響しません。大腸菌など細菌を繁殖させない力はあるのですが、カビは簡単に生えてしまいます。
カビが生えたからといってその石鹸や掃除道具は欠陥品だということではありません。

カビと細菌は違うものだということを頭に入れておく必要があります。

カビから逃げることはできない

人間生活を送っている限りカビから完全に逃げ切るということはできません。空気中にはカビの胞子がたくさんいます。

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空気がまうだけでカビの胞子もたくさんまいます。カビは胞子が空気中を飛び回りそれが落下してその場所で条件がアウト大量に繁殖します。

カビは湿度が高いところ温度が高いところで発芽します。そうすると数字つぐらいで簡単に発芽して胞子をたくさん作ってさらに増加してしまいます。それならば奉仕をたくさん作る前に掃除してしまえばいいのです。

ですが、適温だとカビの胞子は数日で大量に繁殖してしまいます。ということは毎日掃除ができないとカビは退治できないということになります。

カビは本来目に見えないものです。ですが、壁やお風呂場水気が多い所などにカビが生えているということは相当カビの量が多くなっているということを理解する必要があります。外の空気が一度すればカビが生えているところはその100倍から1000倍のカビが汚染されています。

カビが空気中をたくさん飛んでいるのでカビを拭ったところでカビの胞子がたくさん含まれている空気を毎日呼吸して生きているのでアレルギー感染症喉になって全く不思議ではありません。

病院や食品工場でのカビ対策

 病院や食品工場ではカビの対策は必死です。食品を作るところではカビを増やすと衛生上非常に問題があります。そのためカビの増えないあらゆる手立てを講じています。例えば食品を熱処理して冷やして放送する過程でカビが入らない努力をしています。

病院など感染症が多くまた免疫力が低下している人が多い場所では空気清浄機空調などでカビの量を制限しています。まだ骨董品や美術品などを管理している美術館や博物館などでもカビには慎重になっています。

展示物にカビが生えてしまうことはもちろんですが、カビが生えて分解されてしまうことが問題です。そのため湿度を上げないように60%程度に保っています。

気にしすぎるのも問題

 カビは身の回りにたくさんあります。ですが、気にしすぎるのもかえってよくないです。例えばカビや汚れダニなど不潔恐怖症になってしまうとそれだけで本来は体に害のないレベルなのに精カビを病んでしまう場合もあります。

カビやダニのノイローゼというものがあります。掃除好きの方はカビがちょっとでも生えているだけで気分が悪くなったり汚れがずっと気になって仕方なくなったり日常生活家事仕事さえも手につかなくなってしまうことがあります。

しかし全く気にしないというのも問題です。カビがたくさん生えていると喘息などの原因にもなりますし、カンジダ真菌症などの原因にもなります。さらに人間に重要な病気を及ぼす青カビは黒カビもあります。

カビを減らすには水分を減らすこと

 

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結露はカビの温床

それではカビを減らすにはどうしたらいいのでしょうか。カビの減らす基本的な対策として水分を減らすことがあります。

空気中の水分が多いとそれがカビの原因になります。温度が高いと空気は飽和水蒸気量が増えてたくさん水分を含んでも水滴にならないという特徴があります。そのため夏は高温多湿水分が多くカビが生えやすく冬は気温が低く水分が少ないためカビが生えにくいということになります。

  • カビを減らすには温度を低くすること
  • 水分を減らすこと
  • カビの養分を減らすこと
  • 酸素を減らすこと

が大事です。

しかし人間にも必要なものばかりです。酸素を減らすことなどできませんし、温度を低くしすぎると人間の体調を壊してしまいます。そしてあまりにも湿度が低くなりすぎると人間は感染症にかかりやすくなります。

それではどうすれば良いのかまず湿度を60%にします。簡単に60%程度にすると言ってもなかなか難しいです。日常生活では人間が呼吸をしているだけでも1時間に100リットルの水分放出します。市観葉植物を育てていると水分を蒸散します。そして家事炊事をすることで水分が生み出されお風呂に入ればまたたくさんの蒸気が出てきます。それでは実践レベルでどうしたらいいかと言うと関係を心がけます。

水分が出やすい食卓やお風呂場では常に換気扇を回して換気します。そして洗濯物を干すのは外に室内干しすると大量の水分が室内に放出されます。

そして家具を壁にぴったりとくっつけずに空気穴を設けておくこと押入れなどに物を詰め込みすぎず空気が通るようにしておくことと言ったことを気をつけるだけでもカビは減ります。